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『嘔吐』

 投稿者:とくめい  投稿日:2010年 5月30日(日)07時30分9秒
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  実際のところ下の評はどうなんですかね?

『嘔吐』は一人称で5歳の頃を述懐するという難しい設定をしています。5歳の頃といえば普通、記憶の断片さえ残っていません。記憶が残っていない頃を、いかに一人称で語るか、作者の技の見せ所になります。

 ところが、『嘔吐』の「あたい」は5歳の頃を鮮明に憶えていて、普通に語っているではありませんか(笑)。この語り方を見て、ああ、この作者は小説を知らない人なんだなあ、とがっかりしました。
 また、この語り方では、5歳の頃の出来事が、述懐する(たぶん)大人の「あたい」にどう影響したのかも分かりません。

『嘔吐』のような難しい設定の小説を書くには技が必要で、技をもたない人が書くと、たちどころにぼろが出てしまうので注意が必要です。なぜ技をもたない人が難しい設定に挑んだのか、不可解なところです。
 
 
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